前編 the first part

そういえば映画「デスノート前編」の感想を書いていなかったので書いてみる。

正直に一言で言うと「微妙」でした。いろいろ要因がありますが…。



法の無力さを痛感し、デスノートを拾い、罪人を裁いていく。

このシーン「法の無力さを痛感する」というのは、

原作でも描かれていないシーンだったので良かったです。良かったのですが…。



いろいろ細かいところを省いたこと

映画オリジナルの展開を組み込んだこと

月が原作よりダークに

もうすごいわぁ…。月ファン泣くんじゃないの?

あれじゃ新世界の創造っつー目的も薄れて見える。信者は得られませんぞ。



あと映画オリジナルキャラ秋野詩織の投入により、南空ナオミの最期に変更が。

つか、映画だけを見たらナオミさんの印象がすごい悪いものになるハズ。

あんなんナオミさんじゃないよっ。原作と小説を読んだ方なら、同じ事思うハズだっ。



あーあ。感想あげ出すと悪いと思ったモノばかりだなー。微妙だった証拠だな。

良いと思ったモノ、法の無力さに痛感し〜〜〜だけだもんな。もちっとあげないと。



死神のCG、ですかね。アニメと違って大迫力で良い。死神っぽい。

強いて言えば、怖すぎ…?うあ、また悪い感想になってしまう…。

あとはLと捜査本部の初対面のシーン。あの「バーン!」ってのが面白くって。

原作は一発だったんですが、映画では何発も打つもんだから…それが良いのか。



ここまでオリジナルにいじられてしまうと、もう後編もオリジナル展開で良いですよ。

とか思えてきます。というか、思ったよ。

意外と原作たどるのが早いように思えたから(省き効果あり?)、

一部終わりまでは簡単に行くんだろうなー。でもそれじゃ月の勝利で終わっちゃうな。

そうすると殺しが正当化されて社会現象起こしかねないな。

「一部終わりまでたどって、その後、映画オリジナル展開で月の死までを描く」

っていうのが、後編内容構成に関する僕の予想です。うむ、それっぽい。



まとめると。

いろいろ言ったが、そうはいっても出来はなかなか。映画だけなら楽しめるハズ。

原作を見ていると、微妙にしか感じられないかも。

映画を見た後、原作を見ると、映画が微妙なものに思えてくるかも。

僕のように原作主義の方は、「映画は映画で割り切る」しかないでしょう。

ただなぁ、アニメの方は随分と原作を忠実に描いてくれてるからなぁ。

良いんですが。原作主義だから。でもそのアニメの出来の影響もあって、

映画が、より微妙なものにしか感じられない。そんな気がする。