「Vocalogenesis」のデータとか


オリコン参考。

遅ればせながら祝「Vocalogenesis」週間アルバム1位。比較用に過去3作品も並べてみる。

Title Release / Ranking / Sales
「Vocarhythm」 2009/03/04 03/16付Album 14位 初動1.1万
「Vocalostar」 2009/06/17 06/29付Album 10位 初動1.1万
「Vocalolegend」 2010/01/20 02/01付Album 8位 初動1.2万
「Vocalogenesis」 2010/05/19 05/31付Album 1位 初動2.3万

1.オリコンデイリーアルバム推移

Title 03/03付 03/04付 03/05付 03/06付 03/07付 03/08付  
Vocarhythm 9位 14位 15位 21位 22位 22位  
Title 06/16付 06/17付 06/18付 06/19付 06/20付 06/21付 06/22付
Vocalostar 7位 8位 8位 10位 11位 12位 20位
Title 01/19付 01/20付 01/21付 01/22付 01/23付 01/24付 01/25付
Vocalolegend 6位 5位 6位 7位 9位 12位 16位
Title 05/18付 05/19付 05/20付 05/21付 05/22付 05/23付 05/24付
Vocalolegend 1位 1位 1位 1位 1位 2位 3位
  5,572 4,254 3,074 3,376 3,902 2,836 1,343

2.ニコニコ市場の購入人数

Vocarhythm 03/04 03/05 03/06 03/07 03/08 03/09 03/10 03/11
デイリー 101 102 79 30 17 15 14 8
累計 802 904 983 1013 1030 1045 1059 1067
市場順位 4 5 2 - 3 - - 26
Vocalostar 06/17 06/18 06/19 06/20 06/21 06/22 06/23 06/24
デイリー 63 46 35 19 25 10 8 20
累計 498 544 579 598 623 633 641 661
市場順位 4 1 1 3 2 7 11 8
Vocalolegend 01/20 01/21 01/22 01/23 01/24 01/25 01/26 01/27
デイリー 83 24 8 13 9 6 9 6
累計 198 222 230 243 252 258 267 273
市場順位 4 4 14 11 12 13 8 62
Vocalogenesis 05/19 05/20 05/21 05/22 05/23 05/24 05/25 05/26
デイリー 70 43 30 45 32 21 19 16
累計 218 261 291 336 368 389 408 424
市場順位 4 4 14 11 12 13 8 62


※見方 「05/19」 … 5月19日に発表された、前日のデータ。初日はそれまでの予約人数。

「Vocalogenesis」がニコニコ市場(Amazon)で伸び悩んでるのは「Vocalolegend」同様、

店頭購入特典が原因なのかね。今回ポスター位しか差が無いけど。ニコ厨の全員が全員

ニコ市経由で買う訳じゃないけど、オリコン推定値に対するニコ市の購入人数が今回特にね。

初動が跳ね上がった点を見るに、新しい購入層が出来上がったのか、はたまたお祭り効果か。



確かにボカロコンピの初動では過去最高だし、ボカロ初の1位ではあるけど

初音ミクのアルバムがオリコンデイリーで1位を獲得したことが、ネット上では大きな話題となっている。しかし、実は今週のアルバムチャート全体の売上レベルは、オリコン史上始まって以来の低水準となっている。そのことを説明しておかなければならない。


火曜付で初音ミクのCDが1位を獲得した時の売上は5572枚。これは初音ミク関連のCDとしてはかなり高めの水準になるが、「新譜が登場する火曜付のデイリー1位」としては歴代ワースト並の水準となる。初音ミクのアルバムが火曜付でデイリー1位を記録できたのは、ライバル不在の状況に助けられたためという側面が大きい。


アルバムチャートでは、ここ1ヶ月に渡ってモンスター級の作品が登場せず、最新の週間チャートでは徳永英明が4週連続で1位を獲得している。その徳永英明の最新の週間チャートの売上枚数は3.7万枚であり、今週はこれを下回って2万枚台に突入する可能性が高い。ただ、次週の週間チャートでは、そのくらい低い水準であっても1位を獲得できる可能性がある。

VOCALOID・初音ミクの楽曲収録のオムニバス盤、2日連続でオリコンデイリー1位獲得! - The Natsu Style


こうした背景もあっての事。徳永さんのだって4週前のだからなー。

4週前のが首位独占してる状況もどうなのか。まぁ順位は発売週の調整でどうとでも…。

今週の1位を獲得したのは、VOCALOID初音ミクらの楽曲を多数収めた「EXIT TUNES PRESENTS Vocalogenesis(ボカロジェネシス)feat.初音ミク」だった。同作は、ボーカロイド関連としてはオリコン史上初の1位獲得を成し遂げ、徳永英明の連続1位記録をストップさせた。
しかし、1位を獲得した「Vocalogenesis feat.初音ミク」の売上枚数はわずか23153枚。1991/08/26付でASKA「SCENE II」が記録した25240枚を下回り、アルバムチャー ト1位のオリコン史上ワースト枚数記録が約19年ぶりに塗り替えられる事態となった。また、売上2万枚台の作品によるアルバムチャート1位獲得も、19年前のASKA以来、2例目の出来事となった。


このように、今週のアルバムチャートは1位でも約23000枚の売上しかなく、史上稀に見る大不況となった。
しかし、この大不況はどうも今週だけでは済みそうにない。次週も強力な新譜がほとんどおらず、今週並の低水準か、あるいはさらに史上ワースト記録が塗り替えられる可能性がある。アルバムチャートでは、まだまだ予断を許さない状況が続きそうだ。

オリコンアルバムチャート、週間1位の売上が史上最低の23153枚…19年ぶりにワースト記録を更新 - The Natsu Style


一方「週間アルバム歴代最低記録」を19年ぶりに更新、と。たった2.3万枚で1位、と。

こうした不名誉な記録も樹立している訳で。全体を通してみると素直には喜べない様な、なんとも複雑な。



本当、何がどうなったら良いんだろう。

とりあえず、また取り巻く環境が変わったと言う事…かな。良くも悪くも。そう解釈しておこう(定番オチ無し