2人の祖父
ごめんよ、ここ一応日記だから勘弁な…。
2ヶ月前に少し触れた祖父(親父の親)は奇跡的な回復を成し遂げ、
病院でリハビリ生活を送っています。「3日も持たない」「9割りがた助からない」と言われた祖父も
彼是2ヶ月生きている。「もう動かない」と言われた右腕、右足も自力で動かせるまでになってきた。
左の脳をやられたから言葉こそ話せないけど(言語障害)、でもこちら側が話しかける言葉の意味は
しっかり理解している。ただ、言葉を上手く発する事が出来ず、意思疎通の面でストレス抱えてそう。
出された病院食は全部食べる、リハビリ意欲もある、車椅子の卒業も時間の問題。良かった、本当。
それなのに。
一緒にお見舞いに通ってくれていたもう1人の祖父(母さんの親)が、昨晩40度近い高熱を出して。
今朝、病院に。急性骨髄性白血病。白血球の正常値は5,000、6,000なのに。出た数値が116,000。
「持って1週間」「助からない」。酒もタバコもやらない元気な祖父が急過ぎるにも程がある。この春で
仕事を引退したばかりで。昨年末一緒に買いに行った、新しいテレビを嬉しそうに見て楽しむ生活が
未だ始まったばかりなのに。スーファミ現役で毎日将棋を指していたのに。嘘だろ…信じられない…。
「葬式に使う良い写真が無い」なんて縁起でもない冗談を言いながら、写真撮ったのがお正月の話。
「これは良い写真が撮れた」と印刷してやった。冗談じゃない。そんなつもりで印刷したんじゃないぞ。
今週末にはもっと良い写真が撮れるハズだったのに。祖父の誕生祝、弟の大学合格祝い、進級祝い
自分の就職祝い、全部ひっくるめた最高の食事会が行われるハズだったのに。あんまりじゃないか。。
待ってよ。大体、自分は未だ祖父を安心させてない。3年前に、敷かれたレールから外れた時
「未だ若いから」と言ってくれた、祖父の言葉にどれだけ励まされたか。やっと、この春からやっと
敷かれたレールに戻って来れたと思っていたのに。もうすぐであの時の言葉にお返しが出来るのに。
どうにか+−0のハズが、全然間に合ってないじゃないか。待ってよ。お願いだから、もう少し待ってよ。
ここまで書いて、もう十分、涙を流した。
…今は。祖母と母さんの精神が崩れない様にしてやらないとダメだ。一緒に逝ってしまわない様に。
特に祖母は膝をダメにして悩んでいた時でさえ、あれだけのうつ病や過呼吸に至ったから心配だ…。
安心させてやらないと…と思っていたのに泣きつかれてつられて泣いてしまった。何やってんだ自分。