『ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-』を視聴

岸本先生書き下ろしに釣られて前売券を買ってあったので

初日初回(8:30)で観て来ました。劇場版ナルトはほぼ全部観てきたけど

映画館で観るのは今回が初。と言うか原作者完全監修なら観に行かざるを得ない!


で、結果から言うと原作大好きな人は何が何でも行くべき。

ダメとまでは言わないけど今までの映画8作何だったんだって思える位に格が違う。



“原作でやれなかった事をやった”って、うん、まぁ、やれなかったって

過去形で言われると本当終わり近いんだなと寂しいけどそれは今回は置いといて。



ナルトが四代目羽織を着るシーンとか、暁が味方として加勢する展開とか、

最後のミナトvsマダラを彷彿とさせる(と言うかまんま)螺旋丸も良かったね。最高にカッコイイ。



注意点としては、どこか違う木ノ葉のメンバーは何かと宣伝でプッシュされてたけど

あれだけを期待して見ると実際は出番ほとんど無いので期待外れになるかもしれない。

そりゃ演じる側には印象強いだろうし、見所として推したくなるのは分からなくもないけど。

限定月読は「巻ノ忍」とアニメ第491話「ROAD TO SAKURA」との兼ね合いで楽しめば良い。

元々ミナトとクシナを出す為に生まれた、逆転の世界の副産物だし。…副産物は言い過ぎかw



それから拘ったって言ってただけあって表情が凄かった。

原作もそうだけど心情の変化とかそういうのが読み取れるあの表情たまらない。



あとテーマの家族。

英雄の親を亡くしているナルト、英雄でないが親のいるサクラ、で対照的に描いてるから

シンプルで分かり易い。シンプルと言えば今回舞台が木ノ葉隠れの里ってのも良かったな。

劇場版にありがちな何か特別な舞台とか特別な敵とか特別な設定とか個人的に要らないので。

や、面白ければアリかなとは思うけどオリジナルって大抵面白くないから困る。2部始まるまでの

オリスト地獄とか今でも根に持ってるからねこの人…。週刊誌連載のマンガとアニメの宿命か…。



逸れた。それで望むモノ…英雄の顔岩じゃなくてお帰りと言えるところに居てほしい

つまりは生きていてほしいナルトの望み、毎日口煩い親なんて居ない方が良いサクラの望み、

が限定月読の世界では反映される訳だけどこれ結構残酷だよな…。望んじゃいるけど結局は

幻でしかないだって分かってるだけに辛い。居心地の良さに一時は揺らぐけど、でもちゃんと

元の世界へと振り切るのが良いな…。16歳でこんなにも強いのか…って突っ込んじゃダメかw

いやぁでもね…幻でも家族ってこんななんだってのが経験出来て良かったじゃんなぁナルト…。



…えーと、当時17巻まで出てたか、中3の時から追い始めたから9年か。

さすがに9年も追ってると情が移って凄いんだ…。もう中盤の後半からボロ泣きしてた。

なんか、隣の席に居た一人で来てた女の子も拭ってたから心置きなく泣きました。何だそれェ…。



これも一応伏せるか…。原作の時もテレビの時もボロ泣きしたけど、

映画でもあるんですね、ナルトに九尾封印する直前のシーンはヤバイな…。

53巻は涙無しには読めないよね本当…。家族、忍とは何たるか、岸本先生ェ…

いやいやいやいや、この映画を生んでくれてありがとうだよ、こっちが!

とは言えアニメ10周年、9作目といった歴史があるからこそ映えるのかもしれないね…。

つまり今までの映画は犠牲になったのだ…ロード・トゥ・ニンジャ、劇場版最高傑作、その犠牲にな。



これがやりたかっただけです…。

いやでも1作目と4作目は結構好きです…。

原作者監修もうこれジャンプ映画の必須条件だろ…。



パンフと小説版だけ買うつもりが色々買ってたぞ畜生!

A2クリアポスターは本編観た後だと絶対欲しくなると思う。ツボ押さえてるな…。