今週のお題「宿題」

全校登校日ってのが夏休み中間くらいにあった。

「夏休みの宿題、もう全部終わった人ー?」

で、ほぼ毎年、担任の先生から発せられる質問。

これに「はーい!」と手を挙げてみたかった。無性に。



そして小6の夏休み、自分はそれを成し遂げてみせた。

宿題を全て終わらせ、自由に遊んで過ごすだけの夏休み。

…その期間、3週間と3日間。それはもう完全に勝ち誇った。

来たる全校登校日。例の質問が、先生の口から発せられる。

自分の他には誰も挙手している生徒は居なかった。やったぜ。



…しかし、何なのだこの虚無感は。

誰一人として達成していないと言うのに。浮いている。

これは浮いている。宿題なんて一気に終わらせるものでも無いらしい。

早く片付けた所で友達と遊ぼうにも、友達は未だ宿題に追われていていたりするし。



夏休みが明けてからも、何かしらの問題解こうにもどうにも頭の回転が鈍っているし。

少しずつ、地道に、もし夏休みが無かったらこの時間にあの授業が始まって…位の

生活リズムを保って過ごすのが一番なのかも知れない。そんな風に後から気付いた。

んな事が小学生に出来るとも思わないけど。まぁ。宿題なんてどう進めようが自由ッ!